素材
杉やヒノキの原木は、切り株(こちらでは元玉という)部分があります。画像のように、根っこに近い八の字状の部分です。原木が風雨で倒れないように支えるため、年月とともに少しずつ根を張っていきます。
特に斜面では、原木の下のほうが根が広がっていきます。実はそこが、杉ヒノキで一番、変化にとんだ魅力のある部分です。しかし、伐採時には、その変化のある地面すれすれに伐ることはありません。殆どは、画像のちょうど真ん中あたりから、切ります。あまり、下の方から伐ると、チェンソーが石に当ったりします。また、広がった切り株(元玉)部分は、伐採しても、最終的に切り落とすことになります。
普通の円柱状の丸太は、市場でも手に入りますが、この手に入りにくい画像のした部分の元玉こそ、自然の魅力が一杯です。
原木の中には、たまに極端に巾の違うものや、曲がったものがあります。この桧の板がいい例です。しかし、めったにありません。そこで、今回は、板もテーブル天板には薄いので看板にしました。
少しでも凹凸感を出すため、文字の外側を溝に掘りました。看板用のスタンドも二股になった桧の枝を使用しています。
ちなみにこの文字の「奥さめうらの里」は、最初に木工をはじめた作業場があります。それ以上に、ここには、130年以上経つ茅葺の家、水車小屋、炭焼き小屋などがあります。この奥さめうらの里は、私の生まれた場所ですが、現在も来ような風景を見かけなくなったので、個人的に維持保存しております。40年以上前にはどこにでもあった、懐かしい場所です。奥さめうらの詳しいページはこちら。
昨日、香川県からはるばるこの高知の山奥に夫婦でこられて、玄関に置くミニサイズのカウンター台と丸太(切り株)の椅子をご注文いただき、製作しました。
カウンターテーブルの天板は杉の根元の方の曲がり板を使用しました。椅子は、根っこに近い切り株です。切り株は、玄関などに置いて、靴やブーツを履いたり脱いだりするちょっと味のあるスツールとしての利用する方も多いようです。
それ以上に、帰宅した玄関に自然な木の木工品があるだけでホットする感じがします。やはり、自然なものは、その自然らしさ最大限を活かすことが、一番いいと思います。
杉桧の丸太の輪切りは、製材機や固定スタンドの付いたマルノコで水平にカットします。
小さい輪切りは、直径3cmから大きい輪切りは直径70cmまでカットできます。また、厚みもご希望サイズでカットできますが、直径が20cmぐらいになると、あまり薄くカットすると乾燥過程で変形するため、限界があります。
輪切りは、年輪があるため、乾燥していくにつれて、収縮していくので、割れが入りますが、真っ二つに割れることは殆どありません。本当は、それが自然は姿かもしれません。
輪切り色々な使い道があり、保育園の運動会のメダルに、卒業記念に自分の似顔絵を書いたり、会社の焼印をして粗品にしたり、様々です。最近は、食の関係からのご注文も多く、大皿を載せる台に利用しているようです。
間伐材などの自然な木を材料を耳付きのままの板や輪切りにして、色々な場面で活用してもらうことが、山の活性化や環境保全につながると思っております。
杉や桧の自然な曲がりや枝、耳付き板など、全て自然が育んだ形状を生かした木工品です。
用途は様々で、左の輪切りのタワーは花を飾ってもよいし、置物台でも良いかもしれません。右の枝付きの木は、桧ですが、コートや帽子掛けに。中央のミニテーブルはナイトテーブルで、スタンドでも・・・・などなど。
最近は、よくお店屋さんから、店舗用什器としてディスプレイ用としてのお問合せも多くなりました。
一般には木工品は脇役ですが、自然な木を生かして製作すれば、主役より脇役に目がつい行ってしまう!そんな自然の魅力を感じます。あなたも、自然な木で癒しのある脇役を製作してみませんか?
5月の連休に、わざわざ神戸から4時間かけてリス用の枝付きの桧で自然な止まり木を見にこられた方から、画像を送っていただきましたので、ご紹介します。
左は桧ですが、右は百日紅(サルスベリ)という木です。どちらも自然な木の風合いが出て、ちょっとした自然のオブジェです。
画像と一緒に、お礼のメールもいただきました。
切り株は、チェンソーで山で伐られた状態は、画像のような状態です。普通の丸太とは違い上下の大きさは違いますし、切り口も大雑把な状態です。この状態から、水平カットして、皮を剥ぎ、仕上げていきます。この状態からは、想像が付かないくらいの仕上がりとなります。
この切り株が、山で捨てられ、山に穴を掘って埋められます。しかし、大雨などで土が流され、むき出しになり、いづれはこの切り株が皮やダムに流れていきます。
しかし、この切り株の魅力にとりつかれた私は、何とかその魅力を活かしたいということから、HPを立ち上げました。