自然な木を生かした木工品の作り方から、原木、素材、木の性質など、木に関するミニ知識を紹介いたします。

素材

皮つき桧の輪切りの什器

皮つきの桧で、小物用の什器を製作しました。手前の左右の輪切りのサイズは、直径6cm高さ5cmくらいです。ジュエリー用にとオーダー頂きました。

枝つきの桧は、スライス(楕円形)したものに固定しています。すべて、間伐した場所から運んできました。木っていうのは、使いようによっては、マグロみたいに全て利用できちゃうんです。

桧の輪切りカットにプリントしてもらいました。

直径8cmの輪切りを友人にプレゼントしたら、お返しにプリントしてくれました。こんな名刺を作ってもいいかもしれませんね。桧は表面が硬いので、杉とっ違って、文字を墨で書いてもにじまないので、きれいな仕上がりになります。

輪切りは、サイズがいろいろあるので、輪切りのページで確認してみてください。また、桧の楕円形(スライス)もありますので、ネームプレートなどによく利用されています。

坂本龍馬の毛布1坂本龍馬の毛布

森の木工塾になぜ、龍馬の毛布!?とお思う人がおるかもしれません。実は、木工の仕事と同時に40年以上になる寝具店もやっています。

枝付きの桧丸太
ストックしてある枝付きの桧の丸太です。乾燥に時間がかかりますが、日陰でじっくり時間をかけて乾燥させていきます。これ自体では、木工品になりませんが、これを部分的に利用することで、木工品の魅力を引き立ててくれます。ただ、丸太は乾燥過程で、必ず割れが入りますが、これは避けられないようです。乾燥するということは、幹が収縮して割れが入るわけですから、自然の力には逆らえないようです。。

杉の切り株の原木.jpg
これが、杉の切り株(元玉)の原木です。根元を伐るためには、チェンソーで一発で伐れないのが、よくお分かりいただけると思います。しかし、このままでは利用できません。これからは、自然な木の魅力を引き出すための作業が色々とでてきます。先ずは皮剥きがあります。伐ったばかりの生のときは時期にもよりますが、特に冬場に伐った木はなかなか剥げません。皮剥きは、本当は皮のついたまま、最低でも半年乾燥させてからが、きれいに皮が剥げて、きれいな表面になります。そんなきれいな切り株(元玉)をこれから色々とご紹介させていただきます。お楽しみに!

伐採後の切り株跡
実は、ここで問題があります。この画像を見てお分かりのように、実は山では、切り株部分は切らずその上から伐ります。板に製材した場合にそこは捨てるようになります。また、トラックで運ぶとき元玉が付いていると積荷の原木と原木の間に隙間ができ原木の積載量が減るため、現場で切り落としたりします。ですから、地面すれすれに伐ることはしません。こいう理由から切り株は手に入りにくいわけです。木を切る人は地面すれすれに伐ると、チェンソーが石に当たり刃が欠けるため嫌がりますが、しかし、そこをあえて残った切り株部分を伐採する人に頼んで、手に入れる訳です。それこそ、貴重な切り株(元玉)です

杉の元玉の原木
山での杉の原木の画像です。山では殆ど斜面に植林しており、この画像の地面すれすれの部分が元玉部分です。木は、成長過程で倒れるのを防ぐため、どんどん根を張っていきます。ですから、10年や15年くらいのときは高さもないため、元玉の形状はできませんが、30年40年と樹齢が経つにつれて、根っこが上を支えるために八の字の形状になっていきます。時間を掛けて、だんだん魅力ある形状になっていきます。

切り株(元玉)
丸太といえば、円柱状の丸太を想像する人が大半だろうと思います。また、このような丸太は簡単に手に入れることができますが、実は丸太でも、なかなか手に入らない丸太があります。普通の丸太と区別するために、切り株といいますが、地元では、根っこに近い元の方の部分ということで元玉とも言います。八の字の形状、または富士山のような形で、広がった下部分は根っこの延長上の自然な凹凸があり、とても人間の手では作り出せない自然の芸術といっても過言でないと思います。私が、木工品に関心をもったきっかけが、実は切り株(元玉)に出会ったからです。同じものが、一個もないこの切り株を「今回のはどんな形をしているだろう」と皮を剥いだ瞬間は感動です!その自然の生み出した魅力を1個1個をご紹介いたします。

杉の輪切りテーブルと元玉(切り株)の椅子
今回製作した杉の輪切りのテーブル元玉の椅子です。前回もご紹介しましたが、本当に切り株や輪切りは、同じものがありませんので、よかったら、前回の杉の輪切りテーブルと元玉(切り株)の椅子と比較してみてください。

杉の一枚板のテーブル
奥行50cm*幅120cm*厚み5cmの杉の一枚板天板で製作したテーブルです。脚はヒノキの丸太です。今回は脚に節のある丸太を使用しました。きれいな節の無い丸太より、自然な凹凸があり、より自然さがでます。また、素材を活かすということはなるべく自然な木に手を加えないことです。
 杉の一枚板ですが、製材で挽くときは、6?7cmの厚みに挽きます。簡素過程で、必ず反りが入るからです。板が完全に乾燥して、反った状態でもう一度、板の両面を製材で挽くか、カンナがけを仕上をします。そのため、一枚板で使用する場合は、どれくらいの厚みで製作するか大体予測して、少し厚めに挽くことが大事です。また、