自然な木を生かした木工品の作り方から、原木、素材、木の性質など、木に関するミニ知識を紹介いたします。

山里日誌

桧の台に盛り付けた田舎寿司

桧のスライスに田舎寿司を盛り付けました。こんにゃくと筍すしです。土佐では皿鉢(さわち)料理には欠かせない寿司です。素朴でおいしいですよ。地元の末広ショッピングセンターで通販してます。

主役は田舎寿司ですが、私が作ったわけではありません。私が作ったのは、すしの下の桧の輪切り(スライス)です。知り合いに田舎寿司を桧のスライスにのせたらとアドバイスしたら、かなりマッチングしている感じです。

やはり自然な素材はいいですね。そんな素材をいっぱい紹介いています。

坂本龍馬の毛布1坂本龍馬の毛布

森の木工塾になぜ、龍馬の毛布!?とお思う人がおるかもしれません。実は、木工の仕事と同時に40年以上になる寝具店もやっています。

間伐材の搬出
山から切り出した原木の搬出は、林道はあまり大きいトラックは入れない場所も少なくありません。この現場は、せいぜい2トントラックが限度です。また、林道は舗装していないところが多く、土の道のため、重量がありすぎると、タイヤが土に埋まることもしばしばです。特に雨の降った跡は、水田に近いような状態のところもあり、大変です。軽トラの場合は、特に四輪駆動ではければ、「行きはよいよい、帰りは怖い!」と、現実のものになります。

枝付き桧原木
枝付きの桧は、中には乾燥しすぎてヘラでは、剥げないものもあります。その場合は、画像のように池に入れて、水分を吸収させます。最低5日間ほど、浸けておくと、枝にまで水を吸い上げて、皮が剥げるようになります。原木を切った直後の状態に近いほど、剥げやすくなります。

b039.jpg 枝付き桧の原木
皮剥ぎは、ヘラを使って全て手作業でおこないます。先ずは、右画像の分を剥いでみます。1本の丸太を剥ぐように、なかなか簡単にはいきませんが、根気と忍耐の勝負です。しかし、はぎ終わった時は満足感です!原木の皮剥ぎは、山から搬出してから、あまり間をおくと、カットした枝から水分が抜けていきますので、日を開けずに行います。自然木の木工も結構、木工品になるまでは色々と手間のかかる作業です。

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これが、伐り出してきた枝付桧の原木です。作業場に運搬してきましたが、これからが本番です。いよいよ、皮を剥ぐ作業するわけですが、1本1本の木の性格や形状が違うように、皮が剥ぎやすいのもあれば、てこずるのもあります。しかし、自然な枝付き桧の魅力を思えば・・・。また、原木は伐採時期によって、皮が易い時期と剥ぎにくいじきがあります。3月から夏ごろまでは立木が水を吸う時期で、剥ぎやすいですが、冬場に伐採した木は乾燥して皮が剥ぎにくい時期です。

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枝をそこそこにカットして、山間から切り出した枝つきの桧。枝付きヒノキを山の中から引っ張り出してくるのは大変な作業ですが、枝付桧のハンガーラックに仕上げたときのことを考えると、道なき道から引っ張り出してくるのにも、元気が沸いてきます。山道から、これから1時間かけて作業場へ運搬します。

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高さ30m以上の桧の立木の画像上(天辺)のほうですがこれを間伐したり、伐採した際にとして利用します。伐採したときに倒れる際、よく枝が折れることもあるので、全て利用はできません。枝付のハンガー
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このようにそこそこの長さに、チェンソーで現場で伐って、枝の葉の部分をさらに伐ります。特に皮が剥げにくいので、まだ葉が緑色で乾燥していない状態のものを搬出します。


チェンソーで丸太のイスを製作中です。切り株を切るというより、チェンソーの刃先で削る、彫るという作業です。初めて挑戦しましたが、チェンソーの回転による跳ね返りがあるので大変危険です。