自然な木を生かした木工品の作り方から、原木、素材、木の性質など、木に関するミニ知識を紹介いたします。

桧の枝付きハンガー

皮つき桧の輪切りの什器

皮つきの桧で、小物用の什器を製作しました。手前の左右の輪切りのサイズは、直径6cm高さ5cmくらいです。ジュエリー用にとオーダー頂きました。

枝つきの桧は、スライス(楕円形)したものに固定しています。すべて、間伐した場所から運んできました。木っていうのは、使いようによっては、マグロみたいに全て利用できちゃうんです。

曲がり板のカウンター
枝付きの桧のカウンターですが、脚は枝付きの丸太の脚を利用しました。天板も自然な曲がりをそのまま活かしました。自然の素材を存分に利用したカウンター机です。
ところで、テーブルや机の脚といっても様々で、その脚の材料の形状や使い方で随分と雰囲気の違うものになります。このカテゴリーでは、色々な脚をご紹介いたします。

枝付きの桧丸太
ストックしてある枝付きの桧の丸太です。乾燥に時間がかかりますが、日陰でじっくり時間をかけて乾燥させていきます。これ自体では、木工品になりませんが、これを部分的に利用することで、木工品の魅力を引き立ててくれます。ただ、丸太は乾燥過程で、必ず割れが入りますが、これは避けられないようです。乾燥するということは、幹が収縮して割れが入るわけですから、自然の力には逆らえないようです。。

枝付きの丸太
山には、枝付きの丸太なども、よく摂りにいきます。枝の付いた桧丸太は、机の脚飾り台の脚にしたりすると、普通の丸太にないアクセントになります。自然な枝があるだけで自然の魅力をさらに引き出してくれる、木工製作の最高の材料です。
只今、その皮剥ぎに悪戦苦闘しております(>。<)

枝付き桧原木
枝付きの桧は、中には乾燥しすぎてヘラでは、剥げないものもあります。その場合は、画像のように池に入れて、水分を吸収させます。最低5日間ほど、浸けておくと、枝にまで水を吸い上げて、皮が剥げるようになります。原木を切った直後の状態に近いほど、剥げやすくなります。

b039.jpg 枝付き桧の原木
皮剥ぎは、ヘラを使って全て手作業でおこないます。先ずは、右画像の分を剥いでみます。1本の丸太を剥ぐように、なかなか簡単にはいきませんが、根気と忍耐の勝負です。しかし、はぎ終わった時は満足感です!原木の皮剥ぎは、山から搬出してから、あまり間をおくと、カットした枝から水分が抜けていきますので、日を開けずに行います。自然木の木工も結構、木工品になるまでは色々と手間のかかる作業です。

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これが、伐り出してきた枝付桧の原木です。作業場に運搬してきましたが、これからが本番です。いよいよ、皮を剥ぐ作業するわけですが、1本1本の木の性格や形状が違うように、皮が剥ぎやすいのもあれば、てこずるのもあります。しかし、自然な枝付き桧の魅力を思えば・・・。また、原木は伐採時期によって、皮が易い時期と剥ぎにくいじきがあります。3月から夏ごろまでは立木が水を吸う時期で、剥ぎやすいですが、冬場に伐採した木は乾燥して皮が剥ぎにくい時期です。

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枝をそこそこにカットして、山間から切り出した枝つきの桧。枝付きヒノキを山の中から引っ張り出してくるのは大変な作業ですが、枝付桧のハンガーラックに仕上げたときのことを考えると、道なき道から引っ張り出してくるのにも、元気が沸いてきます。山道から、これから1時間かけて作業場へ運搬します。

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高さ30m以上の桧の立木の画像上(天辺)のほうですがこれを間伐したり、伐採した際にとして利用します。伐採したときに倒れる際、よく枝が折れることもあるので、全て利用はできません。枝付のハンガー
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このようにそこそこの長さに、チェンソーで現場で伐って、枝の葉の部分をさらに伐ります。特に皮が剥げにくいので、まだ葉が緑色で乾燥していない状態のものを搬出します。

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枝の付いた桧は皮を剥いでそのまま作業場の中に大事にストックしております。が張っているので、結構スペースをとります。この枝付きの桧は、1本も同じものがなく、それぞれ枝の張り方や枝の向きなど様々で飽きがきません。ただ、ここまで皮を剥ぐのに、手間や時間がかかります。また、伐採時期や伐採後の経過日数で剥げ方が違うので苦労します。だからこそ、自然の魅力を余計に感じるのかもしれません。